中国自動運転車 先頭を走る

第278号  2017年12月20日発行

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自動運転車の開発競争において、欧米諸国は技術面でリードしている一方、規制面では中国が猛追しており、自動運転走行で先頭を走る可能性がある。

中国の290都市が人工知能(AI)技術による「スマートシティ」試行プロジェクトを開始している。うち93都市はモバイル分野に力を入れ、これらのプロジェクトはソフトウェアを相互リンクしたインフラを利用し、自動運転車とシェアリングカーを普及させる可能性がある。

今年7月、上海市は中国初の自動運転車試験区を設置し、閉ざされた試験区で約200台の車をテストした。百度は今年9月に15億ドルの自動運転基金を設立。同基金は3年で100の自動運転プロジェクトに投資する予定。

中国の自動運転分野をリードするのは検索エンジン大手のハイドゥだ。ハイドゥは中国の自動車企業との連携や、政府の支援も受けて中国の自動運転分野の覇権を握ろうとしている。

清華大学のコンピュータサイエンス教授唐志東は「数ある中国のテック企業のなかでも、ハイドゥは唯一グーグルに対抗しうるテクノロジーを持っている」と述べる。ハイドゥは中国最大の自動運転ラボを持ち、シリコンバレーにも研究拠点を構えている。

「ハイドゥの強みはアルゴリズムやソフトウェアに加え、ディープラーニングに関する豊富な知見にある」と唐志東教授は述べる。

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