日系ビールがなぜ中国で負けたのか

第278号  2017年12月20日発行

日中経済

日本のビール大手・アサヒグビールがこのほど保有する青島ビールの全株式の売却を検討し始めたとのニュースが、ビール業界に日系ビールの中国での現状を改めて考えさせることになった。北京で小売の現場をのぞくと、日系ビールを置いているスーパーは少なく、消費者の購入率もずっと低いままで、外食で飲めるのも日本料理店くらいだ。業界の専門家は、「ビールの特徴や口当たりということでいえば、日系ビールは中国産ビールとそれほどはっきりした違いがあるわけではなく、競争における優位性が弱い。また日系ビールは中国で発展を模索する中で合併買収(M&A)の窓口期を見過ごしてしまい、欧米ブランドや中国ブランドにより徐々に隅に追いやられていった」と指摘する。

■中国業務を縮小

消費量世界一とされる中国ビール市場で、日系ビールは思うような発展を遂げられずにいる。北京で小売現場をのぞくと、日系ビールを置いているスーパーは少数で、ガルワール方荘店にはアサヒビールしかなかった。外食ルートでは、主に日本料理店に卸されている。

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