日中焦点の認識差は変わらず

第245号  2015年3月20日発行

トップ記事 中国外交部の王毅部長が全人代の記者会見で、「70年前、戦争に負けた日本が、70年後に再び良識を失うべきではない。歴史の重荷を背負い続けるのか、過去を断ち切るのか、最終的には日本が選択しなければならないことだ」述べ、安倍首相に促した。 「戦後70周年、いかに日中両国の関係を処理すべきか?」これは、中国が年に一度開催する全国人民代表大会(全人代、通常国会に相当)終了早々の大きな話題だった。 […]

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李克強総理 安倍首相に呼びかけ

第245号  2015年3月20日発行

トップ記事 15日午前、李克強総理が人民大会堂で国内外の記者の質問に答えた。朝日新聞記者の質問に対し、次のように述べた。 今年は中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年であり、中国のみならず、世界の多くの国で様々な形式の記念行事が行われる。それは歴史の悲劇をしっかりと記憶に留め、歴史を繰り返すことなく、第二次大戦の勝利の成果と戦後の国際秩序、および一連の国際法を維持するためであり、人類の […]

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花見季節 中国人客激増 客室予約至難

第245号  2015年3月20日発行

HOT NEWS 日本での「お花見シーズン」が近づくに伴い、訪日ビザを申請する中国人観光客が激増している。もともとはピンクの背景に桜のデザインが施されている日本入国ビザも、「臨時バージョン」への変更を余儀なくされた。また、中国清明節(お盆、今年は4月5日)前後は、日本のホテルの予約件数が激増、旅行会社主催のパックツアーは軒並み超満員になっている。 在上海日本総領事館はこのほど、オフィシャルサイトに […]

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全人代の主題を見つけず

第245号  2015年3月20日発行

コラム 3月、全人代の取材のため北京を訪れた。全人代は一年に一度開かれる「通常国会」で、2015年度予算の審議、通過の他、一年の経済発展の方針を決定する。 今年の全人代は、習近平政権の強力な反腐敗運動推進を背景に開催されたため、一般の代表(議員)はもちろんのこと、部長(大臣)も参加し、外国人記者の取材も大変少なかった。審議会での発言も慎重なものとなり、言い間違いや誤解によって面倒なことになることを […]

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経済が、なぜホット・テーマにならなかったのか

第245号  2015年3月20日発行

「全人代」特別報道 ① 中国国家統計局局長は、メディアが常に注目してきた人物だが、今年の全人代では、馬建堂局長はついに一言愚痴をこぼした。「私は二度人民大会堂北大庁の部長通路を通ったが、私にかまう者は誰もいなかった。今年の全人代では、経済問題の関心度が低下し、反腐敗と環境問題の関心度が高まるという変化が見られた」と。 馬局長の愚痴は、確かに実情を反映していた。GDP目標値が7%に下げられたことが、 […]

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7%に下げた底力はどこから出たものか?

第245号  2015年3月20日発行

「全人代」特別報道 ② 李克強総理は政府活動報告の中に、こんなくだりを書いている。「7%前後という経済成長率の所期目標は、必要性と可能性を考慮した結果であり、小康社会の全面的完成という目標とかみ合い、経済規模の拡大と構造の高度化の要請に適い、発展の法則に合致し、客観的実情に即したものである。7%前後の成長率で比較的長期にわたる発展を維持していけば、現代化の実現を支える物質的基盤がより厚みを増やす。 […]

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なぜ「習近平思想」が誕生しなかったのか

第245号  2015年3月20日発行

「全人代」特別報道 ③ 今年の全国人民代表大会の開幕式において最も人気を博した文書は、李克強総理による政府活動報告書であった。なぜなら、この報告書は2015年の業務計画を見通すだけでなく、中国政府と指導者の新しい動向、新しい問題の取り上げ方を、人々が目の当りにするという意味もあったからだ。 今回の全人代において、中国経済新聞が注目した一つのポイント、それは「習近平思想」だ。「習近平政権」が誕生して […]

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政府活動報告 100の注目ポイント

第245号  2015年3月20日発行

「全人代」特別報道 ④⑤ 2015年、経済の「新常態」(ニューノーマル)を迎えた状況下、中国政府はいかなる手を打っていくのか。今回の全人代で提出され審議に付された政府活動報告はこの疑問に、実務的・全面的でプラスのエネルギーに満ちた回答を出してくれた。約1万8000字にのぼる報告から中国2015年政府活動の「ルートマップ」となる100の注目ポイントを抜き出してみた。   ▽全体的計画 1、 […]

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汚職での捜査対象者数 昨年5.5万人

第245号  2015年3月20日発行

「全人代」特別報道 ⑥ 胡錦濤指導部で軍制服組最高位にあった徐才厚(シュイツァイホウ)・前共産党中央軍事委員会副主席(71)が15日、膀胱がんで死去した。彼の友人である薄煕来(前政治局員、元重慶市共産党委員会書記)も、収賄や横領、職権乱用の罪に問われ、無期懲役に。 最高人民法院の周強・院長と最高人民検察院の曹建明・検察長が12日、2000人余りの全国人民代表大会代表に過去一年の活動報告を行った。 […]

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235都市に立法権を付与

第245号  2015年3月20日発行

「全人代」特別報道 ⑥ 全人代常務委員会副委員長の李建国氏は8日、第12期全人代第3回会議で、立法法の改正に関する草案の報告を行った。 権威筋によると、立法法改正案草案の聴取と審議が両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の議題に組み込まれた理由について、「立法法の特殊性を鑑みてのこと。立法法は立法活動を規範化する基本法であり、立法法の改正の質いかんで、他の法律制定の質が決まってくる」という。 […]

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