全人代に見えた中国経済への希望

第257号  2016年3月20日発行

トップ記事 一年に一度「中国両会」(全人代と政治協商会議、日本の通常国会にあたる)が3月3日から16日の日程で、北京で開かれた。今回の会議の主な内容は、将来の社会と経済の発展を決定する「第13次五ヵ年計画」の審議と2016年度の国家予算である。しかし国内外の世論の注目は、中国経済の現状と未来の発展の趨勢、すなわち中国が世界経済をけん引するのか、落ちこぼれるのかということである。 今回の「中国両会」 […]

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未来5年 100大プロジェクトを実施

第257号  2016年3月20日発行

HOT NEWS 中国が今後5年間で実施予定の100件の重大プロジェクトのリストが注目を集めている。この国家戦略・意図を反映する大規模なプロジェクトは、中国の未来の軍事・科学技術の発展に、どのような深い影響を及ぼすのだろうか。 ◆宇宙分野を網羅 中国の軍事専門家は6日、「航空エンジンとガスタービンが、100件のプロジェクトの首位に位置づけられており、国家の航空エンジン産業に対する重視のほどが伺える […]

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世界で最も幸せな国ランキング 中国は83位

第257号  2016年3月20日発行

HOT NWES 国連の持続可能な開発ソリューションーネットワーク(SDSN)とコロンビア大学地球研究所が水曜日(16日)に共同で発表した報告書では、世界で最も幸福な国はデンマーク、世界で最も不幸な国はブルンジという結果が出た。 調査において、今年最も幸福な国トップ1Oにランキングされた国は順番にデンマーク、スイス、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、カナダ、すフンダ、ニュージ上フンド、オース […]

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「全人代」を取材に行ってきた

第257号  2016年3月20日発行

コラム 2月下旬に日本を離れ、3月中旬に東京に帰ってきた。ほぼ一か月の間ずっと中国で過ごしていた。ます故郷の浙江省舟山市で現地の政治協商会議(市議会)に参加した。2年前市議に選出されたので、一年に一度の会議に参加しなければならない。 舟山市は上海に近い、群島からなる都市で、人口は130万人。寧波と50キロにも及ぶ海上大橋でつなかっており、実際には半島のようになっている。 舟山市の伝統産業は造船業、 […]

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「習近平政治経済学」が全人代で登場

第257号  2016年3月20日発行

中国「全人代」特別報道 ① 今回の全人代で、共産党総書記、国家主席として、習近平氏は大会の壇上でスピーチチャンスがなかった。しかし、習近平主席は北京人民大会堂の壇上の真中に座ると、すでに核心となり、李克強総理、張徳江全人代委員長は、花の葉のようになった。 全人代で、「リコノミクス(李克強経済学)」の言葉はもう聞こえなくなった。代わりに、「キンペミクス」(習近平政経済学)は人々の間に話題になった。経 […]

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王毅は日中関係にどんな処方箋を書くのか

第257号  2016年3月20日発行

中国「全人代」特別報道 ② 中国の中央官僚機構の中で、部下たちのアイドルといえば、王毅外交部長ただ一人だろう。 3月8日午前、開催された全人代の記者会見で、王毅部長が会場に入った途端、外交部の数名の女性幹部が、まるでアイドルや映画スターにでも会ったように「ほらほら、部長が来たわよ」と騒いでいた。そして、携帯のカメラで何度も写真を撮っている。別の人は「ほら、彼が頬杖をついた姿はクールね」と言いながら […]

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全人代で注目されたキーワード

第257号  2016年3月20日発行

中国「全人代」特別報道 ③ 中国の「全人代」は、すでに「世界の全人代」になった。アフリカから記者も工5名が北京に駆けつけた。中国の政治・経済の動向を観察する重要な窓口である今年の全人代で注目されたキーワードは7つがある。   ①第13次五ヵ年計画 今年の全国両会の主要議題の一つは第工3次五ヵ年計画綱要の審査と承認であり、第工3次五ヵ年計画が両会の主要な焦点となることは間違いない。これに先 […]

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「一帯一路」にどのような進展が

第257号  2016年3月20日発行

中国「全人代」特別報道 ④ 近年『一帯一路(一ベルト、一ロード)』が大きな話題となっているが、現段階ではどのような進展が得られ、どのような挑戦と困難があるのか。また、これは中国の実力が対外拡張を加速している象徴であるとの見方も出てきているが、中国政府はどのように考えているか? 今回の全人代で、「一帯一路」の行方が注目された。 習近平国家主席は2013年の9月と10月に中央アジアと東南アジアを訪問し […]

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農民労働者の不動産購入奨励の落とし穴

第257号  2016年3月20日発行

中国「全人代」特別報道 ⑤ 今年の中国全人代における大きな話題が「在庫処分」である。 中国の経済産業において、鉄鋼、セメント、ガラス、石炭など、処分しなければならないものはあまりにも多い。なぜ「処分」する必要があるのか?それはここ数年で作りすぎたからだ。なぜそんなに作ったのか?それは政府の産業に対する管理と制御に問題が生じたからだ。なぜ政府の管理と制御に問題が?それは 「供給」と「需要」の間の伝達 […]

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北京政局;未来の後継者たちは口を慎む

第257号  2016年3月20日発行

中国「全人代」特別報道 ⑥ 習近平政権が誕生して三年が過ぎたが、今年の全国人民代表大会において、人々は依然として中国高官の人事変動の兆候に注目している。 今年の全人代では、こんな俗語が登場した。「去年は双規(共産党による処罰)を恐れ、今年は犯規(規則違反)を恐れる」。去年の全人代の期間は、習近平主席の反腐敗政策が最も激しかったころである。多くの代表者や委員が、会議後に家に帰ることができず、直接北京 […]

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